直接言われたことはなくても聞いたことはあるであろうこの言葉
上見て暮らすな下見て暮らせ
この言葉の歴史的背景や語源等には触れませんが、現代では
「自分よりも裕福であったり恵まれている身分の人を羨んで生きるのではなく、自分よりも下の環境にある人を見て自分はまだ恵まれている方だなと思って生きなさい」
おそらくこんな感じのいみだったはずです。(間違ってたらごめんなさい)
そりゃ、昔であれば生まれてきた境遇や身分等により上を目指すことは難しかったかもしれません。
しかし、今は昔と比べ実に多様な可能性に溢れています。
10代で企業するような人もいます。
普通の主婦がある日、カリスマ主婦モデルやコラムニストになることだってあります。
今までなんのとりえもなかったような人でも何かのきっかけで大スターになるかもしれない
そんな時代です。
勿論、何事も努力は必要です。
今の時代、皆が一生、下々のものでいる必要なんてないのです。
でも、自分の力量を知ることも大切で、例えば、
「今はサラリーマンだけど、俺は総理大臣になるんだ」
という人が居たとしても、誰でもなれるものではないですし、相当なものが要求されるお仕事ですからこれを目標にして努力するというのはなかなかなものかもしれません。
しかし、
「今はバイト生活だけど、いつか、小さな事務所を建てて自分のデザイン会社を持つんだ!」
これなら、何か条件さえ揃えば叶いそうですよね?
届きそうもないほど上を見るのも考えものですが、下は見ることも必要かもしれませんがそればかり見るひつようもないと思います。
上を見すぎるな、下も知っておけ、そして少しずつでも向上してゆけ
という言葉の方が今の世にはあっているかもしれませんね。